革のリペア※とは、表面が擦れたり、キズが入った革製品を元の状態に修復することです。
長年愛用している革製品が色あせたりした場合も、補色して元通りの色に補修します。

従来の補修

革製品の従来のリペアおよびメンテナンスは、表面の傷をやすりで削り、染色し、同系色の革クリームを塗り込んで保革処理をするという方法です。
靴磨きの職人さんをイメージすると解りやすいかと思います。

そのため革の風合いは保てますが、基本的に同系色の色を塗り込む染色のため、黒や茶色等の濃い色を、明るい色にすることは出来ません。

弊社のリペア

これに対して弊社が行っているリペア方法は、従来とは根本的に違う方法です。
革表面を整えた後、皮革用塗料を薄くハケ塗りまたはスプレーによって吹き付けるため、革製品の風合いを残したまま好みの色に再生することが出来ます。

そのため、黒色の革を白色や黄色にすることも出来ます。

これまでも、同じような方法で海外製塗料による皮革製品のリペア方法はありました。
しかし、塗膜が硬いため仕上がりが悪く、表面が割れてしまう場合もあり、耐久性に問題がありました。

そこで弊社では、国内開発の柔軟性のある特殊な皮革用塗料を使うことで、本革同様の質感と柔らかさを保ちつつ、傷んだ製品を新品に近い状態まで再生することが可能となり、また、その塗料は色の調合により様々な色を再現することが出来ます。

さらに、革の種類、質感等によって数種類の特殊塗料とリペア方法を使い分けることにより、様々な革製品に対応することが出来ます。

※リペア=修理。修繕。手直し。復旧作業。(デジタル大辞泉より)